「総務の経験は、転職市場でどう見られるのか」という不安
経理であれば「仕訳ができる」「決算を締められる」というように、経験を数字や資格に結びつけて説明しやすい面があります。一方で総務は、日々の業務が社内規程の整備、備品管理、社内イベント運営、労務対応の補助など多岐にわたるため、「自分の経験を一言でどう説明すればいいのか分からない」と感じている方が少なくありません。
その延長で、「そもそも50代・総務の求人自体があるのか」という不安を持つ方もいます。結論から言うと、50代・総務向けの求人は実際に存在します。まずはその実例を確認したうえで、経験の伝え方を整理していきましょう。
実際にある求人の例
管理部門特化型の転職エージェントMS-Japanは、50代以上を対象とした専用の転職支援サイトを別途運営しています。そこには、総務・人事領域の求人が実際に掲載されており、たとえば次のようなポジションが確認できます。
- 管理責任者(総務人事中心)候補
- IPO準備中企業の総務人事担当
- 人事総務スタッフ(残業少なめ・7時間勤務の求人など)
「総務」という職種名だけでは求人が見えにくくても、「管理部門」「バックオフィス」という括りで探すと、総務単体・人事総務兼任など、さまざまな形の求人が見つかります。年齢を理由に間口が閉じているわけではなく、50代以上を前提としたサイトが別に用意されているという点も、実態を知るうえで参考になります。
総務の経験は、何が評価材料になるのか
筆者は約20年、地方の中小企業の現場支援に関わってきましたが、その中で感じるのは、総務の仕事は「制度をどう回してきたか」「トラブルや例外にどう対応してきたか」という部分が、実は最も評価されやすいということです。
たとえば次のような経験は、そのまま職務経歴として言語化できます。
- 社内規程・就業規則の見直しや運用に関わった経験
- 複数部署・複数拠点との調整を日常的に担っていた経験
- 労務トラブルや従業員からの相談に一次対応していた経験
- 備品・契約・オフィス管理などのコスト管理に関わった経験
「総務全般をやっていました」という言い方ではなく、上記のようにどの業務を、どの規模で、どこまでの裁量で担っていたかを具体的に書き出すことが、資格の有無以上に評価に直結します。
探し方:特化型と総合型を使い分ける
| サービス名 | 特徴 | 向いている人 |
|---|---|---|
| MS-Japan | 経理・人事・総務など管理部門特化。50代以上向けの専用支援サイトを運営しており、総務・人事系の求人実績がある。 | 管理部門としての実務経験が一定年数あり、専門特化のサポートを受けたい人 |
| doda | 業界最大級の求人数を持つ総合型エージェント。総務職の求人も幅広く扱っており、選択肢を広げたい場合に併用しやすい。 | 特化型と併用しながら、求人の絶対数を確保したい人 |
総務は求人票に出てくる表現が会社によってばらつきやすい職種です。「総務」だけでなく「人事総務」「管理部門」「バックオフィス」といった複数のキーワードで検索し、求人の見え方を広げておくことをおすすめします。
まとめ:見えにくいだけで、求人も評価軸もある
総務は経理のように成果が数値化されにくいぶん、「自分の経験は市場でどう見られるのか」が分かりにくい職種です。しかし実際には、50代以上を対象とした求人・支援体制は存在しており、日々の業務の中にある「制度運用」「調整」「例外対応」の経験は、具体的に言語化すればそのまま評価材料になります。
まずは自分がこれまで担ってきた業務を棚卸しし、そのうえで管理部門特化型のエージェントに相談してみることをおすすめします。
総務・人事の実務経験を活かした転職を考えているなら、まずはMS-Japanの無料相談から情報収集を始めてみてはいかがでしょうか。