「このままでいいのだろうか?」という疑問
私が副業を始めたのは、50代になってからです。「このままでいいのだろうか」という漠然とした思いを抱えるようになったことが、きっかけでした。やり残したことがありそう、なんとなく同じようなことを繰り返しているのでは?という感情でした。
50代になると、いまの環境をうまく活かしつつ、問題が起きないように仕事こなしていくことが求められます。仕事のメンバーや内容、クライアントなど、変化のない環境での仕事。真摯に向きあっているつもりでも、なんとなくモチベーションの低下を感じる場面がありました。
これから先も、働き続けていかないと生きられない状況を思うと、この先5年、10年後も「同じこと」をしていても確実に仕事がなくなるという恐怖感に襲われることもあります。
本当にやりたかったこと
本業はインターネットに関わることです。インターネットが使われ始めた頃から仕事として携わってきました。広告業界から移ってきたので、インターネットの可能性にわくわくしていたのを思い出します。
誰もが情報を発信したり、まったく知らない人とつながることができる世界が広がっていました。おおげさでなく、無限の可能性を感じました。しかし、それを実現するためには、高度なスキルや高額な予算が必要な時代でした。それから長い時間を経て、誰でもインターネットを楽しめる環境が整いました。
地域の中小企業との出会い
仕事内容とインターネットへの期待値のギャップを感じながら仕事をしていました。生活費用を稼ぎながら、「やりたいこと」を実現できる方法はないかと考えました。
そんなときに、地域の中小企業と支援者をマッチングするサービスで、副業という場所と出会いました。中小企業仕様の施策を考えることはできても、実行と継続には難しい問題が山積です。少ない予算と人員で、小さいことを少しずつ積み上げていくしかありません。
いまは無料や低価格の高機能ツールが数多くリリースされています。オンラインショップでさえ、無料で構築できる時代になりました。この環境を活かしながら試行錯誤してると、インターネットを使ってやりたかったことは、こういうことだったなと実感します。
副業を始める理由やきっかけは人それぞれですが、環境を変えてみる、やりたかったことにチャレンジしてみる。そのために副業という仕事のカタチを利用する、という始め方が自分にはピッタリはまりました。
50代から副業を始めるために
- 50代ならではも「もやもや」の原因をみつめる
- 仕事に期待していたことを思い出してみる
- 「やりたいこと」が実現できそうな副業を探す