50代のやりがいは、「本当にやりたかったこと」×「誰かの役に立つこと」

わたしは「やりがい」を地域の中小企業を支援する副業みつけました。本業ではなく副業でやりがいを感じたのはどうしてなのか?

目次

本当にやりたかったこと

インターネットに感じた無限の可能性

わたしの仕事の分野は「インターネット」です。はじめてインターネットの仕事に携わったときの興奮はいまでも覚えています。広告のような一方通行ではなく双方向のコミュニケーションができること、誰でも世界に向けて情報を発信できる無限の可能性を感じました。

ただ、何をするにもかなりのコストがかかります。大きな企業・組織がお金をかけるかプログラムの知識持った人が個人で情報を発信する時代でした。予算を投下できる大企業が請負仕事のメインになっていくのは当然のことでした。予算が大きい、有名な企業の仕事だからこそ学べたことがたくさんあります。モチベーションも高くやりがいも感じていました。

このままでいいのか?

大きな案件は関係者も多くなり、根回しや調整業務なども膨らんでいきます。目的を達成するための業務だけでは現場が回りません。気がつけば問題が発生しないように、妥協、忖度、落としどころを探る、ということばかりうまくなっていき、それが「仕事ができる」という評価につながっているのでは?という思いに駆られるようになりました。

しかし40代を迎える頃に、このままでいいのだろうかと感じることが多くなってきました。インターネットの世界で本当にやりたかったことができているのか?

中小企業ならではの難しさ

お金も人手もない

あるとき、副業のマッチングサービスを利用してはじめての副業を開始することになりました。コロナ禍の地域の中小企業で、インターネットを有効活用して新たなお客さまとの関係構築に取り組むプロジェクトです。

予算も少なく、人手もあまりかけられない条件下で成果を出すためにどうすべきか。クライアントと二人左脚で進めていきました。

アイデアと実行力で勝負

オンラインショップ、ラジオ、動画配信、ライブ配信などほとんどのことが無料で利用できます。アイデアと実行力さえあれば、いままでできなかったことが実現できるようになりました。

スマホさえあればどんなコンテンツでもつくることができます。「個人の自由な発想」でつくるコンテンツの方がたくさんの人に届く環境になりました。しかし、中小企業はこの環境をうまく使えていません。

インターネットがわからない、知識のある社員がいないから何をしたらいいのかわからないという状況です。必要なことは厳しい条件をクリアするためのアイデアと素早く実現する実行力です。小さいことをコツコツと積み重ねていくしかありません。

誰かのために役立っている実感

喜びの連鎖

「お客さんから問い合わせがありました!」

MTGのときに教えてくれました。オンラインでしたが担当者のうれしそうな顔を忘れることはできません。実はそれ以上にわたし自身が喜んでいたことは言うまでもありません。担当者は「こういうサービスを探していました」とお客さまから言われたそうです。「喜び」がつながっていった瞬間です。

はじめての副業が教えてくれたこと

「喜びの連鎖」を実感できたときに「少しは自分の誰かの役に立てたのかな」といううれしさで一杯になります。忘れかけていた「やりがい」を思い出せました。はじめての副業が「わたしにとっての副業」の意味を教えてくれました。

50代に残された時間は少ない

明日の朝、目が覚めなかったら

50代になってしみじみ思うこと。これから先の時間が本当に少ないこと、少ないどころか今日で終わるかもということです。

毎晩、ふとんの中で「明日の朝、目が覚めなかったら」と考えるようになりました。今日やったことが人生で最後の「やったこと」になったとして、後悔することがあるか、満足できるかを考えます。

後悔しないために

後悔しないためのひとつの答えは「とにかくやる」ことです。あれが落ち着いたら、もう少し準備してから、と考えているうちに、その日は来なくなるかもしれません。

いまの会社の環境や仕事の内容、プライベートで悩み事やストレスを感じていない方は、いまの幸せをかみしめましょう。とても素晴らしいことです。もし、そうでない場合は趣味で新しいことを始めてリフレッシュすることや副業で「やりがい」を見つけてみませんか?

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