副業を始める動機として、給料の収入補てんのためという人も多いと思います。50代でも(私もそうですが)将来への不安から少しでも稼げるときに稼いでおきたいと思いますよね。
50代で仕事上のストレスが無い、という人はいません。会社での将来、自分自身のレベルアップ、上司や部下との関係などあげればきりがないですね。副業では本業と同じストレスを抱えない案件を選びましょう。
収入を目的に選ぶと、稼げる金額に見合わないリスクを抱えてしまう可能性があります。
本業に悪影響を及ぼす
副業を探すときに、高価格帯の案件をいくつか見てください。
- 高難度のスキルが必要
- 納期までの期間が短い
- 月の稼働時間が多い
こんな感じで、共通する事項がありませんか。
難易度が高い、緊急性が高い、稼働負荷が高い、3つの「高」がそろった案件は要注意です。副業では基本的にすべての業務を一人で担います。マネジメント&プレイヤーとしてプロジェクトに参画するため、少しのトラブルでも想定以上に、時間と労力がかかってくることが起こり得るのです。
空き時間だけで対応できれば問題ありませんが、本業に影響が出でしまう可能性も考慮しておく必要があります。
成長機会を失う
50代になると、リスクを抑えて確実に仕事を回すことが最優先に考えるようになりませんか。マイナスを生まないために、チャレンジよりも現状キープを優先する。これが続いていくと、環境に慣れて自分自身の能力も現状キープのまま、なんてことになりかねません。
自身の成長には「新たなモチベーションを上げるためのきっかけ」が必要です。普段の業務ではチャレンジできない要素がある、これを基準に副業を探してみましょう。
第3の場所を失う
50代になると自分の居場所がなくなると感じる人もいるそうです。家庭や会社ではなく、第3の場所を副業で探してみませんか。
いつものメンバーでなく、いままで何のつながりもなかった人たちと出会って、サポートする。新しい環境で人脈を広げるために、自分にふさわしい副業は何なのか。
そういう視点で案件を探してみると、新しい発見があるかもしれません。
「やりがい」を目的にする
私は50代になってから仕事に対して、細く長く続けたいという気持ちが一層強くなりました。そのためには、体調の維持が課題になります。体調の好不調は、気持ち・モチベーションによって大きく左右されます。普段の仕事とは少しでも違う要素が入った副業をしているのも、これが理由です。
例えば、都心の大企業ではなく地域の中小企業の仕事をする。農業や漁業などインターネットの活用が進んでいない企業を選ぶ。あまり携わったことのないインスタグラムなどのSNS関連の運用を手伝ってみる。ちょっとした変化を取り入れるだけでも、モチベーションへの効果を実感しています。
稼ぐだけが副業の目的ではない
- 収入は大事だが、いまの環境に「無いモノ・コト」を選択する
- いま抱えているストレスを増大させない
- モチベショーンを上げるために、必要なことを見直す